こんにちは。はじめまして。
大阪でグラフィックやウェブデザインをしております、にしやまさかえと言います。
こちらには自分の備忘録のように、気軽に投稿していこうと考えております。
今日は、私がいかにして今日に至ったかという、まぁ、興味ない方には本当にどうでもいい話です。
実は私、美大はおろかデザイン系の学歴はありません!
強いて言えば高校の授業で美術を選択したくらい(^^
よくお客様に「美術系の学校出身?」とか「どうやってデザイン学んだの?」と聞かれます。
今は、求人でも「デザイン系の美大・専門学校出身」という条件のものを見かける時代ですしね〜。
私の場合、一言で言えば「時代が良かった」と言えます。
まだ今のように、のっけから、能力・スピード・成果を、求められる時代ではなかったので。
未経験での入社当時、ひたすら「ベジェ曲線」の使い方を訓練してくれるほど、時間的余裕がありました。
※ベジェ曲線とは、パソコン上で始点と終点を結んで曲線を書く方法。Illustrator・Photoshopなど両方にこのスキルが必要。
でも18歳やそこらで「グラフィック・webデザイナー素敵! なりたい!」って思えるほど、若年層に認知されている職種ではないと思うんです(泣)
大体が大人になってから知る仕事かなぁ。。。と。
実際、「13歳からのハローワーク公式サイト」では、100位中、61位。中高生にはピンとこない職業。(https://www.13hw.com/jobapps/ranking.html)
私も存在にしっかり触れたのは20代前半のOLの時。自社パンフを編集するポジションの時でした。
制作会社さんとのやりとりで、グラフィックやDTPデザインに魅力を感じ、一念発起。
全くの未経験から、20人以上の応募を勝ち取ったのは「やる気」と「時代」だったと思います。
◆キャリアチェンジの方法はいろいろ
では、今は未経験ではだめなのか?
そんなことありません!
でも若くないとダメでしょう?
それも、そんなことありません!
方法はいくらでもあります。
私が「webデザイン」を学んだのは、グラフィックをやり始めてから15年くらい後です。(いまもまだまだ勉強中!(^^))
ではどうやってキャリアチェンジしたかというと、初めは「若さ」と「やる気」と「柔軟性」だったかもしれません。
ですが次なるwebデザインで利用したのは「職業訓練」です。
グラフィックを経験しながら、「これからはwebデザインも学んでいかないと」と思い始めた時、職業安定所の「職業訓練」を知りました。
私が選んだコースは「webデザイナー養成科」でしたが、「グラフィックデザイナー養成コース」ももちろんありました。
条件が揃えば給付金を貰いながら訓練校へ通えるので、生活への不安もありません。なんと交通費も支給されます。
ですが、あくまでも給付金なので、この方法を考える主生計維持者の方は、前もって貯金しておくことをお勧めします。
私は主人が生計維持者でしたので、雇用保険をもらって通いました。
そこで重要なのが、職業訓練の種類。
職安の職業訓練には色々種類がありますので、「企業実習」がついているものを選びました。
この訓練には、受講のための試験があります。筆記と面接。
職安も雇用保険を使っての「職業訓練」ですから、「趣味性の高い目的」「自営のための訓練」など、雇用保険加入にそぐわない目的の人は落とされます。
この対策については、また機会があったら書きますね。
学校側も「就職率」があっての指定校なので、その辺はシビアです。
私が一番初めに受験した指定校は、「週に20社は応募してください」「介護でも何でも、職種を問わず応募してください」と言われ、「はぁぁあ? じゃ、何のために訓練校通うのよ」と、さすがにそちらは辞退して他の学校を選びました。
そこで学んだ日々のことは、一生忘れません。
楽しかったし、大変だったし、忙しかった・・・。
最終プレゼンの後、疲れのめまいで歩けなくなり、医務室へ(笑)
我ながらリミッター知らずの性格です。
学生気分のような、始終入社試験のような、そんな感じでした。
そして最後の「企業実習」
受け入れ先企業も、「本当に実習生を欲しがっている会社」と、「給付金欲しがっている会社」とがあるのです。
結論から言うと、私は運よく前者に当たりました。
webのことはさっぱりわからない私でしたが、最終的にお声をかけていただけました。
訓練校のクラスメイトから実習先での話を聞くと、私はとても面倒見のいい企業に当たったようです。
フリーランスになった今現在も、そちらでお世話になった先輩と仲良くさせていただいていますし、お世話になっています。
◆給与は下がる、これは覚悟。
そういった企業で2.3年の実務経験さえを積めば、もう「経験者」です!
ですがその未経験でスタートした2.3年は、確実に給与は下がると思います。
30代後半からキャリアチェンジを考えるなら、今までの職業歴を生かしてディレクターとして励み、制作側と仲良くなって学んでいくのも手かと(^^)
いずれにしても「やる気」と言う情熱はとても大事です。
正直、それしかありませんでした。
その情熱が相手の企業に「どう役に立つか」を考えて見せていかないといけないですね。
未経験でグラフィックに携わった企業には、自筆で志望動機を熱く書き(実際この「ラブレター」で面接まで漕ぎ着けた)、半人前の状態では配達だろうが裁断だろうが何でもやりますと役に立つアピールをしました。
webの企業実習先では、画像作りタイムアタックのように自分でスピードを課しておりました。
やりたい・なりたいと思った気持ちを大切にして欲しい。
できない条件ばかりを羅列しないで。
そんなふうに思って、この記事を残します。
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